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はればれとニッコリ笑う人生を

日々、考えたことをまとめています。

卒業論文で得られるもの ③構成力

若干、②の論理的思考力とかぶる部分ではあるが、やはり分けて考えるべきだろう。

 

 

kazfumi.hatenablog.com

 

いくら論理的なつながりがあったとしても、それがうまく構成されたものでなければ、かえって理解を困難にしてしまう。

 

構成するということは、

 

何がもっとも大切なのか?

 

を明確にし、逆に

 

何を省くのか?

 

を考えることに他ならない。

 

このことについては

『エッセンシャル思考』

 

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 

『イシューからはじめよ』

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 

によくまとまっている。未読の方はぜひ。

 

 

構成力は論文に限らず、普段の思考や仕事の取り組み方、もっと大きく言えば、

人生設計にまで強く影響をもたらす能力だ。

 

人生において、何を大事にするのか?

また何を省くのか?

 

という視点を持つことは充実した人生を送るには外せないポイントだろう。

 

しかし、最初からうまく構成しようとしては、結局なにもできなくなる。

 

論文も、何も言いたいことがみつからない、というところから始まる。

何が分かっていないのかを見つけ出し、何を主張したいのかを見つける作業が大半を占めるといってもいいくらいだ。

だから、よく「論文のテーマが見つからない」という悩みが生まれる。

 

そのためにもまずは、大量の情報を仕入れて、一つの体系的な知識を構築することが必要となる。

先行研究の読み込みは、このための作業だ。

 

その情報を仕入れる際の本当に最初のきっかけとなることは、単純に「興味がある分野かどうか」だけであると思う。

そして、大量の情報を仕入れるうちに次第に興味の対象も変わってゆく。

そしてあるとき、「ああ、これに興味があったのか」とふと納得する瞬間が訪れる。

この瞬間をテーマの決定した瞬間と呼ぼう。

 

論文の執筆はこの瞬間から本格的に始まることになる。

 

そして、構成を考えるときには、

苦労して見つけ出したテーマを、

論文全体を貫く一つの筋として常に意識するのである。

また、さらに先行研究を読み込む必要がでたときも、

そのテーマを意識しながら読むことで、「何がわかっていないか」

を見つけ出すことができる。

 

また、大きく考えて人生計画にあてはめてみよう。

 

「やりたいことがみつからない」

という人は、特に若い世代に多いと思う。

 

では、どうするか。

論文のときと同じように、まずは大量の情報を仕入れて、自分の中に体系立てた知識を作ることからはじめてみてはどうだろう?

 

そのうちに「何がいいたいことで、何を省いてもいいのか」がわかるようになってくる。

そしてあるとき「ああ、これがやりたいことだったんだ」とわかるときがくる。

というより、自然と全てが繋がる瞬間が訪れるのだと思う。

 

 

僕の大好きな動画の一つにスティーブ・ジョブズスタンフォード大でのスピーチがある。

スティーブ ・ジョブズ・スタンフォード大・卒業式スピーチ・2005年 Steve Jobs Stanford 式辞 - YouTube

かなり有名な動画なので、見たことがある人も多いと思う。

まだ見たことがない人は人生損しているので、見ることを猛烈にオススメする。

たった15分だ。

 

その中でも特に印象に残ったのは、「点と点をつなぐ」という部分だ。

これはまさに「テーマが見つかった!」という状態のことだ。

点と点は見返したときに初めてつなぐことができる。

 

同じように、構成力というのは、

やりたいことを興味の赴くままやってみて、だんだんとテーマを絞りこんでいくことで上がる。

最初は量で、後から質ということだ。

 

この点は『イシューからはじめよ』と異なる意見になる。

まず仮説をたてて、テーマを設定してから始めることで生産性があがる、というのが主張されていることだったが、

仮説を立てるためにはある程度の体系だった知識がなければならないからだ。

外資系で働くレベルの人であれば、もう前提条件のようにそれが達成されているということだろう。

 

しかし、そうでない僕みたいななにも知らない人間は、とにかく最初に体系立てた知識をインプットしなければ何もできないと思う。

具体的には、普段から人と会って話す、色んなジャンルの本を読む、映画を観る、旅に行く・・・など全てインプットだ。

よく

 

若者は旅に出て、本を読め

 

というアドバイスを耳にするが、それはこのことを言っているのだと思う。

 

また、インプットの段階でははじめから「役にたつか」とか「将来役にたつか」とか考えない方が良いと思う。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

意欲のともなわない学習は害悪だ

 

ということを言っている。

純粋に楽しそうかどうか、ワクワクするかどうか、を基準にすればいい。 

 

最後にもう一度まとめる。

  • 大量のインプットをして、興味のあることを突き詰める。
  • その中から、自分だけのテーマを発掘し、それを軸に構成する。

卒論はこのプロセスの具体的実践だ。

このプロセスを経ると、他の事についても同様のプロセスで構成する力が身につく。

卒論の内容そのものよりも、卒論を書くプロセスのほうが後々効いてくる。

それは大きく考えると、人生設計にまで広がる。

 

ちょっと壮大な話になった。

構成力の話なのに、あまりうまくまとまっていない気もするが、今日はここまで。