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ハレバレとにっこり笑う人生を

日々、考えたことをまとめています。

卒業論文で得られるもの ⑤情報収集力

卒業論文

得られるもの⑤は情報収集力だ。

 

以前、①知識で書いた内容とつながる部分である。

 

kazfumi.hatenablog.com

 

知識を得るためには、なんらかのインプット作業が必要となる。

その際に、「何を仕入れるか」を考えることは非常に大切だ。

ゴミ情報を拾ってしまうと、それが悪影響をもたらしかねないからだ。

 

僕も卒論を書くにあたって、かなりの量の資料を探し回ったが、

その過程では、「結局使わねえな、コレ」みたいなのも結構あった。

情報収集力が貧弱だった証だ。

 

インプットは多ければいいというものでもない。

むしろあれもこれも、と集めすぎてしまうと、

「結局何が言いたかったの?」ということになりかねない。

 

このあたりの話は以前も紹介した「イシューからはじめよ」が素晴らしいのでまたオススメしておく。

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 

現代は、情報が氾濫している時代である。

誰もがスマホという文明の利器を手にし、片時も離さない。

 

しかし、「何のために?」という視点で集めている人間はそう多くないだろう。

テキトーに流行っているから、なんとなく、みたいなのが大半であると想像できる。

 

「情報収集力」を身につけるだけで、その他大勢から抜け出すことができる。

 

スマホ時代の情報の特徴として、

「バラバラ」で「体系的でない」ということがあると思う。

それはインターネットという情報流通システムの構造自体がそうなっているから。

つまり、個別の情報が分断されて、流通している。

 

「情報収集力」とは、この分断された情報を、ある切り口で体系化する能力のことだ。

 

そもそも、情報をまとめる、ということだけで立派なビジネスができあがる。

新聞というのは「昨日起こった出来事」という切り口で情報を集めるメディアだ。

 

それがテレビになると「番組」で情報が分断される。

1時間番組なら、その1時間の間だけでしか、情報が体系化できない。

番組同士の間では、あまり情報の関連性はみられない。

 

そして、インターネットの登場により、情報の分断化がさらにすすんだ。

すべての情報にアドレスが割り振られていて、それがインターネットの世界に天文学的な数さまよっている。

それをとりまとめている代表が「Google」だ。

現代で最も「情報をまとめる」という仕事をしているのはおそらく「Google」だろう。

しかし、それは巨大な「入れ物」を作っただけで、(それだけでも超すごいし、これから発展していくだろう)情報間のつながりを見いだすのは利用者側に委ねられている。これを代行しているのが「まとめNEVER」が代表するキュレーションサイトだ。

 

大多数の人は、この「まとめる」という作業を他人任せにしている。

「これが面白いよ!」と人に示されて、じゃあ見てみようか、という受動的な姿勢である。これでは情報のつながりを見いだすことがむずかしくなる。

 

セレンディピティという言葉があり、

思わぬところに発見がある、というような意味の言葉である。

セレンディピティのためには、関心を持たない領域の情報も必要なんじゃないの?

という指摘もあるかもしれない。

 

しかし、セレンディピティが起こるのはそもそも何かについて「体系的にまとめよう」としていたからであって、偶然から体系化できるわけではない。

普段から好奇心を持っていなければそもそもセレンディピティは起きないのである。

 

 

話がぼやけてきたので、まとめる。

 

情報が氾濫する現代で、

「どの情報がいるか?」

と考えつつ選別する能力、

それを一つのテーマ、切り口で体系化していく能力は

必ず大きな武器になる。

 

それを鍛える絶好の機会が論文執筆なのだ。

 

今日はここまで。