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ハレバレとにっこり笑う人生を

日々、考えたことをまとめています。

知的好奇心を育てる。

生き方 考え方

はじめに

子どもは知的好奇心の塊だ。

「これはなに?」「なんで?」「どうして?」・・・

小さなお子さんがいる家庭なら、誰もがこの好奇心の塊に遭遇しているだろう。

 

翻って、オトナはどうだろうか?

「そもそも、これってなんなの?」

「なぜ、こういう仕組みなの?」

という疑問を持たないままに、

つまり知的好奇心が衰えていることに無自覚になって、日々過ごしがちだ。

 僕自身、今23歳の若造であるが、既に知的好奇心は衰え始めているのではないかと危惧して、ここ最近はあえて意識して知的好奇心を持つように心がけている。

 

イノベーションを起こす人たちや、生産性の高い人たち、

そしてなにより、人として魅力的な人は共通して知的好奇心が高い

 

 

今回はそうした知的好奇心を育てるにはどうすればいいのかを考察していきたい。

 

その前に、ひとつ、興味深いデータを見て欲しい。

以下のリンクの記事である。

www.newsweekjapan.jp

 

OECD経済協力開発機構)という国際機関によるデータを元に、

日本人の知的好奇心が先進諸国の中でも際立って低いことが示されている。

 

最近、日本のブラック企業問題や、生産性の低さの問題に注目が集まっているが、

これは知的好奇心の低さと関係があるものではないだろうか。

なぜなら、現状に対する疑問がなければ物事が改善することはないから。

「なんで、このやり方をするようになってるの?」

「これっていつもこうやってるけど、こうしたほうがいいんじゃないの?」

と疑問に思う知的好奇心がなければ、ブラック企業問題や生産性の低さは改善しない。

 

つまり、

これからの時代では知的好奇心を育てることはかなり重要な課題になると思う。

なにより、個人の人生を豊かにする上でも知的好奇心を育てることは不可欠だ。

 

知的好奇心を育てるには?

では、本題。

知的好奇心を育てるにはどうすればいいのだろうか?

 

結論から言うと、

「なぜ?」という言葉を大切にすることだ。

 

無意識にやってしまっていることは、意識的に改善すればいいのである。

 

無意識のうちに知的好奇心が低くなっているのであれば、

日々、意識して「なぜ?」と問えばいいのだ。

 

たとえば、ある料理を食べて、

「うわっめちゃくちゃおいしー!」

と思ったとする。

普通はそこで終わってしまうが、つづけて意識的に「なぜ?」と思うのだ。

 

そもそも食材が好きなのか、味付けが好きなのか、雰囲気が良かったからなのか、単に空腹だったからなのか、「おいしー!」という態度を一緒に居る人に見せつけたかったからなのか・・・

正解かどうかは気にせずに。

なぜなら、ここでは正しい答えを出すことが目的なのではなく、

「なぜ?」と問う態度を習慣づけることが目的だから。

 

仮に「雰囲気が良かったから」という答えを出したとしよう。

すかさず、「なぜ?」に続けて「なぜ?」を発動するのだ。

「なぜ、私はこの空間の雰囲気を良いと思ったのか?」と。

壁の色彩なのか、家具が良いからなのか、匂いが好きなのか、室温や湿度がちょうどいいからか、好みの音楽がかかっているからか、一緒にいる人たちが好きだからか・・・

また答えを気にせずに考える。

 

さらにここから、

「なぜ、この色が好きなのか?」

「なぜ、この家具が好きなのか?」

「なぜ、この匂いが好きなのか?」

「なぜ、この室温がいいのか?」

「なぜ、この音楽が好きなのか?」

「なぜ、この人たちが好きなのか?」 

 

と派生させてゆく。

 

そこで、たとえば「色彩」について興味関心が強いと感じたのなら、

それに関する書籍を購入してみる。「色彩心理学」とかそういう本だ。

ネットの情報とかでもいいかもしれないけれど、やはり体系的な知識を得るには書籍が一番適していると思う。信頼性も高いし。

 

そうして得た知識は、自分の好奇心が元になっているのでかなり吸収しやすいはずだ。

「なるほど!」と。たぶんめちゃくちゃ面白いはず。

 

そもそも、勉強の根本は、「知的好奇心」がスタートでなければならない。

かの万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

「意欲の伴わない学習は、食欲の伴わない食事と同様に害悪でしかない」

 

ということを言っている。

 

一番最初にあげた「日本人の知的好奇心の低さ」のデータも、

学校の勉強を

「とりあえず、みんなしているから、意味なんか考えずに、勉強しろ!」

「つべこべ言わずに勉強しろ!なんで勉強しなきゃいけないの?とか無駄な疑問は捨てろ。勉強しなきゃ悲惨な人生になるぞ」

みたいな価値観のもとで勉強を強制されたから起こったのではないか。

そんな感じで勉強を強要されれば、全く楽しくないし、なにより全然理解できないだろう。だから、成績も落ちるし、ますます勉強嫌いになる。

 

しかし、本来、勉強はめちゃくちゃ楽しいものであるはずだ。

人間だけが、この知的好奇心を発達させてここまで進化できたのだから、

人間が人間たる理由の、根本的なところに「知的好奇心」はあって、

それを刺戟する勉強が楽しくないわけがない。本能的なことに直結しているから。

食べることとか眠ること、エロいことと同様に、「何かを知る」ことは人間の本能的な部分なのだ。

 

それが麻痺してしまっているのが、オトナなのではないか。

だから、あえて普段しない「なぜ?」を意識的に行うことで、知的好奇心を復活、育てるのだ。

 

 おすすめの本

知的好奇心を育てる、という観点からおすすめの本を紹介したいと思う。

 

『Q思考』

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

 

 まさに、「なぜ?」の重要性を説いた本。

GoogleAmazonNetflix、など、世界的な企業、起業家たちに共通しているのが「Q思考」とよばれる習慣をもっていることだ。つまり「なぜ?」「もし〜だったら?」「どうすれば?」という思考習慣を持ち続けていること。

「なぜ?」にもコツがあるし、それによってどういう結果が起こるのかを解説してくれる。

超おすすめ。

 

 

 

『WHYから始めよ!』 

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

 

 人を惹きつける優れた企業、ビジネスは中心に「WHY?」がある。

「なぜ、この会社があるのか?」「なぜこの事業でなければならないのか?」と「WHY?」からはじめることでAppleスターバックスなどの企業が誕生したと語る本。

TEDで著者の動画があり、その動画も素晴らしいのでぜひ観ることをおすすめする。たった18分だ。日本語訳もある。

www.youtube.com

 

 

 

『0ベース思考』 

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる

 

 『ヤバい経済学』でおなじみの経済学者による本。

「常識」として思考停止してしまっている事柄を、もう一度「0ベース」で考えることで新たな気づき、発見があるということを様々な事例を元に解説している。

単純に読み物としても面白い。

 

 

『縛られた巨人 南方熊楠の生涯』

縛られた巨人―南方熊楠の生涯 (新潮文庫)

縛られた巨人―南方熊楠の生涯 (新潮文庫)

 

 「南方熊楠って誰?」という人は、

日本版レオナルド・ダ・ヴィンチを想像して欲しい。

とにかく、ものすごい人。

以下のリンクに分かりやすくまとまっている。

matome.naver.jp

gendai.ismedia.jp

 

この超人の生涯を丹念に追ったのが『縛られた巨人』だ。

結構分厚いが、面白くてすぐ読める。

まさに知的好奇心の塊のような人の生涯を読むと、ワクワクする。

 

後日追加する本もあるかも。

 

おわりに

知的好奇心が高まると、見える世界が変わってくる。

普通は見逃してしまいそうなところに面白さを見出したりするようになる。

 

タモリさんとか、その生き方をしている典型的存在じゃないだろうか。

ブラタモリとか、坂道研究とかもそうだし、

初期の芸、

イグアナのモノマネとか、4ヶ国語麻雀とか、

ニッチだけど、言われてみれば確かにそんな感じ!

みたいな感じを再現しているのが面白い。

こういうモノマネをするためには

「なんでこういう動きをしているんだろう?」「なんでこの動きは面白いんだろう?」という知的好奇心が元になっていると考えられる。

 

あと、僕の大学のゼミの先生もそういう人。

というか、大学教授はそういう知的好奇心の塊を持っている人ばかりなので、話を聞くとやっぱりみんな面白い。すごいなーと尊敬している。

 

友達でも知的好奇心が高い人は、魅力的だし尊敬している。

そもそも男女関係なくモテるやつは知的好奇心が高い。 

なぜなら、「聞き上手」だから。

聞き上手の根本には「知的好奇心」があると思う。

「そのペンいいね!どこのやつ?」

とか。

あと、悩み相談に乗るにしても、

「なんでこの人はこんなに悩んでいるのか?」

と知的好奇心をもとに色々と想像するから、相手の立場に立つことができる。

 

ぼくも知的好奇心を大切にしていきたいと思う。

そのためには「なぜ?」を意識的に使うことだ。