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はればれとニッコリ笑う人生を

日々、考えたことをまとめています。

本棚が新陳代謝した時、人は成長している。

本棚が新陳代謝する。

つまり、読む本が変わるということだ。

どう変わるか?

以前だったら、難しくて、敬遠していたような本、

全然興味のなかった分野の本が面白く読めるようになることだ。

その時、人は成長している。

 

成長するためには、接する情報を変える

超一流コンサルタント大前研一氏によると、

人が成長するのは

  1. 時間配分を変える
  2. 住む場所を変える
  3. 付き合う人を変える

の3つのときだそうだ。

ちなみにこれに続けて、

「最も効果がないのは『決意を新たにする』ことだ」とも言っている。

 

確かに、自分の今までの人生で節目となった場面を思い出すと、

3つのうちのいずれかが大きく変わっていたことに気づく。

この3つに共通することというのは、

自分が普段接する情報を変える

ということではないだろうか。

 

人間が成長するということは、つまり考え方が変わることだ。

頭の使い方が変わるということだ。

考え方を変えるためには、普段接する情報を変える必要がある。

上の3つを変えることで、接する情報が大幅に変わる可能性が高い。

 

本は、ある人の考え方が凝縮されたもの

ところで、3番目の「付き合う人を変える」だが、この中には本も含まれると考えてもいいのではないだろうか。

なぜなら、本とは人の思考のエッセンスが詰まったものであり、

場合によっては、現実の人間よりも雄弁に語ることがあるからだ。

たしかに、リアルな人間関係からしか学べないことはある。

身振りや話し方、雰囲気、声、などなど。

しかし、考え方であれば、本からでも学ぶことができる。

むしろ、見た目や上下関係、時間など気にする必要なく、人の思考のエッセンスに当たることができるので、本のほうが得られるものが大きい場合もある。

 

読む本を変える、というのは、この3番目の「人」の情報を変えることだ。

 

本棚の新陳代謝

どんどん肥大化していく本棚も、いつかは限界がきて、読まなくなった本を手放さなければならない時がくる。

一度身銭を切って買った本である。手放すのは惜しい。

しかし、思い切って手放す。

そうすると、新しい本が入ってくる。

なんでもかんでも持っておけばいいというものでもない。

あえて持つ本を限定すると、残した本は自分にとって本当に大切な本になるはずだ。

もし手放した後でもう一度必要になったら、また買えばいいだけの話だ。

 

手放す本とは、どういう本だろうか。

その本から得られる情報が少なくなった本だ。

専門家が自分の専門分野の入門書ばかりを読むということはないだろう。

それは、すでに知っている情報しか書かれていないからだ。

自分のものになった本は、手放してもいい本だ。

 

逆に、何年も何年も、ずっと手元に置いておくような本もある。

究極、青春時代の一冊が死ぬまで愛読する本になることもある。

それは、読むたびに新しい発見があるような本だ。

つまり、本自体は変わっていないが、得られる情報が変化しているということだ。

古典的な名著とは、そうした性質の本であることが多い。

一度読んだだけで、はい、終わりというような本は古典にはなりにくい。

読む側が新陳代謝して、はじめて面白くなる本というのもあるのだ。

 

古典的なものは読みにくいものも多い。難しい。

難しい本というのは、ある程度の前提知識が要求されることが多い。

そうした本がある時期から面白く読めるようになる。

それは、前提知識が自分の中で蓄積されて、理解できるようになった証だ。

あるいは、足りない知識でも、前後関係から予測して、構造が理解できるようになったということだ。

だから、難しいと感じていた本が読めるようになった時、人は成長している。

自分の中の情報、頭の使い方が変化した証だからだ。

 

そうした本は、本棚の新陳代謝にも耐えて、ずっと残り続けることになるだろう。

 

まとめ

人が成長するためには、普段接する情報を変える必要がある。

大前研一氏によると、そのうち効果が高いのは、

  1. 時間配分を変える
  2. 住む場所を変える
  3. 付き合う人を変える

の3つである。

読む本を変えることは、3つ目の人を変えることの中に入る。

 

すでに自分のものになった本、古くなった情報の本は手放し、

何度読んでも新たな気づきのあるような本を残す。

こうした本棚の新陳代謝をすることで、人は成長する。