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ハレバレとにっこり笑う人生を

日々、考えたことをまとめています。

ひねくれ者に学ぶ。

考え方

「ひねくれ者」=性質がねじけて素直でない人のこと。

 

一般に、ひねくれ者は、社会不適合者とみなされる。

一歩間違えば、ただの嫌なヤツに成り下がるが、

しかしその性質をうまく引き出せば、途端に魅力的になってくる。

ただ従順にお上のご意見に「ハハー」と従う者にはない、魅力だ。

 

今回は、そうしたひねくれ者に学ぶべきポイントを挙げてみたい。

 

勉強は疑うことから。

東大教授が教える独学勉強法

東大教授が教える独学勉強法

 

柳川教授は高校も大学にも通わずに、ほぼ独学で東大の院に進み、そのまま教授になってしまったという異色の経歴をもつ教授だ。

柳川教授はこの本の中で「勉強の本質は考えること」と明確に定義し、

その基本スタイルとして「疑う」ことを推奨している。

たとえ「1たす1は2」ということでさえも、疑ってかかると意外と奥が深く、著者の柳川教授の友人の数学者はそれだけで本を書いてしまったそうだ。

 

この本は、本当に勉強することとはどういうことなのかを柳川教授自身の独学の経験を元に語られており、非常に面白く、かつ役に立つ。

受験という枠に縛られずに、本当に勉強することとはどういうことなのかを考えたい人にはオススメの一冊だ。

 

なぜ、疑うことが必要なのか?

なぜ疑うことが勉強の基本となるのか?

結論からいうと、疑うことからでしか学びが生まれないからだ。

 

「1789年にフランス革命が起きました。」

「へーー、1789年ね。はい暗記暗記」

 

という勉強では学びは生まれない。

 

「1789年にフランス革命が起きました。」

「1789年とはどういう時代だったのだろう?他のヨーロッパ諸国ではどのような動きがあったのだろう?なぜ、革命が起きたのだろう?バスティーユ牢獄ってどういうところだ?貴族社会はそもそもどういうきっかけで始まったんだ?革命によって何がどう変化したのか?・・・」

 

など、「疑う」「疑問に思う」というところから、本当の学びが生まれるのだ。

 

教科書的には、一応そうした疑問に対する説明もされているだろう。

しかし疑問を持たずにそのまま読み進めていては、そうした説明にいまいちピンとこないはずだ。それらすべてもただ漫然と流し読みしてしまうことだろう。

そうではなく、一度自分で疑う、ひねくれる態度を持つことで、その説明も理解しやすくなる。

 

逆に言えば、教科書のすべての記述はなんらかの疑問の答えになっている。

その疑問は読む側が自分で設定しなければならない。

ここで「ひねくれる」態度が必要になってくるのだ。

 

雑用も疑う。

これはなにもアカデミックな話に限定されない。

普段の家事、雑用などにおいても、「疑う」「ひねくれる」ことで新たな気づきが得られることも多いのだ。

 

「この書類5部コピーしといて」

「はい」

とそのまま素直に受け取るのか、

 

「この書類5部コピーしといて」

・・・

(なぜ、コピーを自分でやらずに私に頼むのか?)

(たんに面倒臭いからか、他に緊急の用事があるからか?)

(急ぎの書類だろうか?後回しでも大丈夫だろうか?)

(この書類はどういう場面で使うのだろう?)

(カラーにするべきか、白黒でも問題ないだろうか?)

(ホチキスで留めるべきか?それともクリアファイルの方がいいか?)

(両面印刷でも問題ないだろうか?)

・・・

「はい」

という途中の「疑い」「ひねくれ」を挟むかどうかで、成果に雲泥の差がでてくるはずだ。

 

常識を疑う。ひねくれる。

そして、世の中で偉大といわれる業績を残した人たちは揃って「ひねくれ者」だった。

それまで「常識」とされていたことを一度「ひねくれ」て疑ってかかったのだ。

 

イメージしやすいのはやはり、アップル社の故スティーブ・ジョブズ氏だろう。

「携帯電話にはなんであんなに細かいボタンが付いているんだ?」

という「ひねくれ」からスマートフォンが誕生した。

「なんでCDという物質を介さなければ音楽を楽しめないんだ?」

という「ひねくれ」からiTunesが誕生した。

 

他にも「ひねくれ」ている事例は数多い。

「なんでDVDを返し忘れただけでバカ高い追加料金を払わなけりゃいけないんだ?」

という「ひねくれ」からNetflixなどの動画配信サービスが始まった。

「なんで旅行者は高いホテルに泊まらなければならないのか?」

という「ひねくれ」からAirbnbが誕生した。

 

他にも枚挙にいとまがない。

ベンチャー企業というのは、だいたいこうした「ひねくれ」からスタートしている。

 

ここらへんの話は、

 

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

 

 この本に詳しい。

「Q思考」とはいいかえれば「ひねくれ思考」だ。

 

おわりに

暗記型、詰め込み型の勉強に慣れきってしまっている人が多い。

しかし、そういう知識偏重型の勉強はインターネットの登場によって意味を失いつつある。

必死こいて暗記したところで、スマホがあれば一発でわかってしまうからだ。

重要なのは知識からいかに派生して「考えられる」かだ。

知識はそれ自体ではあまり意味がない。

その知識を活かして、いかに考えるかが問われている。

 

その知識を活かす方法として、「ひねくれる」というのはいい方法だと思う。

情報をそのまま受け取るのではなく、

一度ひねくれて「それって本当なの?」「で、どういう意味があるの?」「そもそもそれってなに?」と考えてみるのだ。

そこから、新たな気づきが生まれてくる。

 

この記事内で紹介させていただいた本から、ぼくはこうした「ひねくれ」思考を学んだ。今後も意識して「ひねくれ者」でいようと思う。