ハレバレとニッコリ笑う人生を

日々、考えたことをまとめています。

自信は努力から生まれるという当たり前な事実について

たとえばあなたが次のようなイベントの広告を目にしたとしよう。

「あずき豆を100粒、箸で皿から皿へ一度も落とさずに移動できたら10万円!失敗したら1万円没収」

なんだか、できそうな気がしないだろうか?1万円払うかもしれないリスクを冒してでも参加してみたくはないだろうか?

要するに、「自信がある」のである。

なぜ、自信があるのだろうか。

それは一般的な日本人であれば、ほぼ毎日箸を使って食事をしているからである。

それを「努力」と表現するのが正しいのかどうかは、今は置いておく。

とにかく、ほとんど毎日3食、箸を使う訓練をしているのである。

あずき豆は確かにつかみずらいし、コロッと簡単に落ちてしまいそうだが、それでもイケそうな気はするだろう。

 

それは普段から箸を使い慣れているからこそだ。

 

では次のようなイベントだったら?

「箸であずき豆を挟みながら100メートル走をして10秒切れたら10万円!失敗したら1万円没収」

まず普通に100メートルを10秒切る時点でもうすごい。それプラスあずき豆箸の制約がかかってくる。もうやる前から無理ゲーなのが見え見えだ。これに挑戦しようとする人はほとんどいないだろう。

それはまさしく「自信がないから」だ。

しかし、もし仮に自分がボルト選手並みに足が速くて、1年間ほど箸であずき豆をつかんだまま100メートルダッシュの訓練を続け、練習段階で何度も達成できていたとしたら、話は別だ。

自信を持って、挑戦しようと思えるだろう。

この差はなにから生まれるのかといえば、それまで努力していたかどうか、の違いだ。

 

 

例えがあまりよくなかったかもしれないので、他の例もいくつかあげてみる。

例えば、明日ピアノの発表会だったとして「どうしよう、不安だ」となるのは、それまでの練習が不足していたからなのではないか。

例えば、明日大事な試験だったとして「どうしよう、落ちるかも」となるのは、それまでの勉強で、実践練習が足りていなかったからなのではないか。

例えば、明日好きな人に告白するとして、「どうしよう、振られるかも」となるのは、それまでのデートでコミュニケーションがちゃんととれていなかったからなのではないか。

例えば、あるイベントを開催するとして、「どうしよう、人が集まるかな」となるのは、それまでの準備期間でのPR活動が十分でなかったからなのではないか。

 

もちろん、十分に準備、努力した上で、自信もあったのに、結果は散々ということもあるだろう。しかしそういう時は意外と素直に「あれだけやったのに、どうしてうまくいかなかったんだろう?」と反省することができるのではないか。そしてちゃんと分析して次はその点を改善し、より良い結果を残すようにできるかもしれない。

一方で、「どうしよう、どうしよう」状態で挑戦し、やはり失敗した場合、「ホラね、やっぱりダメだった」となり、失敗の原因を追求するのを諦め、どんどん自信を無くしていく、という悪いスパイラルにはまる可能性が高い。

 

「どうしよう、どうしよう」状態のままで何かに挑戦したところで、それは本当の挑戦ではなく、実態はただの占いに似た運勢ゲームだったりする。「ホラね、やっぱり・・・」となるのは、「自分には運が無かった」と思いたいだけの、現実逃避である可能性が高い。

本当の挑戦とは、自分なりの勝算をもって挑むものである。勝算がないのなら、そもそも勝負に出るべきでないのだ。

では、その勝算とはどうやって生まれるのかといえば、やはり日々の努力に他ならないだろう。

「こうしたらどうなるだろうか?」という仮説と実証を繰り返し、あるパターンを見つけ、うまくいく方法を探る。

包丁さばきも、バスケットのドリブルも、卵焼きも、写真撮影も、女の子とのデートも、友達付き合いも、箸の使い方も、すべてそうだ。

 

自信を持ちたいのなら、言い換えれば、勝算を得たいのなら、なんどもなんども仮説と実証の繰り返し、努力を継続するしかない。

 

もちろん、「努力!気合!根性」みたいな精神論としての努力を言っているのではない。

しっかりと、考えた上での努力だ。

それは、「こうしたらこうなるんじゃないか?よしやってみよう」という仮説と実証の繰り返し、良く聞く「PDCA」のことである。

そして、その回数が増えれば増えるほど、言い換えれば、努力すればするほど、勝算が見えてくる。自信が出てくる。

その時、周りにうまくいっている人がいれば尚良い。「こうすればうまくいく」というサンプルを提供してもらえるからだ。努力の方向性をはじめからかなり絞り込むことができる。

 

こんな偉そうに述べている僕自身は、まだまだそれをできているとは言い難い。

今回ここでまとめたことを意識して、日々努力していきたい。

 

 

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法